小伝馬町の社長のつぶやき

ブラック事務所から抜け出す、100冊の建築実務本

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『実務経験がなくてもわかる100冊の建築実務本』と銘打って、建築系の実務本をまとめていくことにしました。
基本的にtwitterの140文字縛りでポストして、建築実務本を紹介していきます。
togetterに既に紹介したリストをまとめ中ですので、下記のリンク先を参照ください。



実務経験がなくてもわかる100冊の建築実務本

■建築実務本リストを作成しようと思った経緯
管理人は、業界の中では比較的若年でコンストラクションマネージャーという職に就くことができました。ですがコンストラクションマネージャーは、建設プロジェクト全般を幅広く見通しながら、発注者に対してわかりやすい言葉で、また自分の能力をフルに使ってコンサルタントする事によって付加価値を提供しなくてはいけませんので、着任時から若年という不利もまた存在しました。
そのため、経験不足を補う為、いろいろな実務経験者にインタビューしては、現場や工場を見学したり、事務所見学をしたり、公にできないような資料を手に入れて頭に入れたりしました。
いろんな方に出会い、話を聞く中で、薦めていただいた素晴らしい書籍もたくさんありましたので、それらの中で建築の知識を深めたいという方の役に立つような本を紹介しようと思いました。
私が、こういったリストを作ろうと思ったのは、主にtwitterでのやりとりによって「気付き」があったからなのですが、まとめると以下の2点に集約されます。
1.苛酷な環境に置かれている方に対して、そこから抜け出す手助けをしたい
以前、「建築”ブラック”現場の歩き方:ブラック設計事務所から自分を守る」というエントリーを書いた事がありました。

こうした事務所では、お金もスキルも職歴も溜まらず、そして職歴を積み重ねた先にある資格(一級建築士)さえとれない。現状を抜け出す方法が通常考える前向きな解決方法(努力とか)、では見出すことができないのだ。

いわゆる
・ブラック設計事務所のように十分に教育がなされず、毎日ひたすらアウトプットを強要される環境にいる方
・他の業界からの転入で十分な実務経験を積んでくることができなかった方
・新入社員や他の部署からの異動で十分な教育や情報を与えられないまま、現場に放り込まれて途方にくれている方

に対して、同じ実務クラスタの一員として、何か手を差し伸べることができればと思いました。
建築現場を楽しく、そして逞しく生きていく為に、これらのリストを役に立てていただければと思います。
2.実務クラスタとして建築をやっている人間に発信できることはないのか?
もう一点は、華やかな建築サイドの話、例えば建築家の話は外部に向けて発信されているけれど、建築実務クラスタが必要な情報は、ほとんどネットの世界に落ちていないという事を常々問題と感じていた事。
一部の建築家(但し、業界の発言の多く)は、形態論を始めとした「ろくろの回しかた」を社会に向けて発信している。これらはプロジェクトとして建築を捉えるのではなく、「建築とわたし」についての話に終始しているように感じます。
その結果、真面目に建築について勉強して社会の役に立ちたいと多少なりとも感じている人間に対しても、「ろくろの回しかた」しか、情報を提供できない状態となっているのが現状です。こういった状態で長い間放置されれている業界に対して疑問を感じました。
現場でわからないことがあってもググってもマッチしない、これは誰もが感じたことがあるでしょう。そういった時横にいて聞ける人間がもしいなかったら・・・。管理人も検索能力にはそれなりに自信があったのですが、実務に携わってから、あっさりとその自信を打ち砕かれました。
元々、土建業というのは最先端の情報技術から縁遠い環境に置かれています。特に施工に近い立場からの発信だとweb上の情報が皆無だという事情もあります。インターネット世代には信じられませんが、社会にでてからネットで調べられないことの方が多いと実感する機会も多いのではないでしょうか。
果たして我々は、年長者の「建築は経験工学だ」という弁明を信じ、そういった経験達に出会う機会を指をくわえて待っていなくてはいけないのでしょうか?可能性を秘めた人間に必要知識を提供するのも、業界にとって必要なことだといえないでしょうか?
先人達が積み重ねた知識を活用し、インプットの時間を短くする事ができれば、それだけイノベーションに向き合うことができる機会が増えていく。少なくとも管理人はそう信じています。
web界隈でよく耳にする言葉に置き換えてみれば、「建築版ライフハック的なもの」を処方して、業界の非効率・非生産的な状況を改善したい、と考えていただいても良いと思います。
■想定読者
・対象年齢は、20~40歳程度
・学生や若手建築技術者(もちろん設計も含む)から、実務クラスタの知識補完まで
・意匠・構造・設備・工事監理・施工管理・不動産・コンサルティングまで建築周辺に携わる方
・効率よく知識を吸収して、年輩の実務クラスタの人間と共通の言語で折衝できるようになりたい方

■選定基準
リスト化に加える本の基準は、以下の通りです。
・わかりやすい言葉で記載されているが、得られる知識は実務レベルに到達できると判断されるもの
・実務本を取り掛かりとして、マネージメント教育の補完となるもの
・建設業界で生きる為に少なからず自分を助けてくれるもの
・amazonや大型書店などで忙しい方でも容易に入手可能なもの

■協力とお願い
既に10冊の本を投下させていただきました。
実務クラスタから@net_heads さんを始めとして、コメントやふぁぼり等でささやかな支援をいただき感謝しています。
togetter(参照:http://togetter.com/li/1518)や「実務経験がなくてもわかる100冊の建築実務本」についてのハッシュタグ(#ken100 )にて実務で使用している本に対してのコメントやリストの書籍を手に入れて読んだ感想など寄せていただければ大変参考になります。
ゴールまで長い道のりですが、素晴らしい100冊リストとなるよう頑張ってまとめていきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いいただければと思っております。
@archikata 建築現場の歩き方 管理人
■参考
実務経験がなくてもわかる100冊の建築実務本
・覚醒(参照:ブラック企業からのキャリアアップ

追記:興味を持ってくださってフォローしてくださる方は、@archikataまでどうぞ。

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